2003-10-20 ■ book 箱男 安部工房(ISBN:4101121168) 最初の展開、特に箱男用の箱の作り方を詳しく解説している部分は、好き。 箱をかぶることによって、見られることなく見るだけの存在に なったものがどういう風になるのか書かれている部分は、楽しい。 後半は、登場人物の見る見られる、本物か贋物か、の関係に よってめまぐるしく視点が変わる展開。 これに飲まれてついていけなかった感もある。