最初の展開、特に箱男用の箱の作り方を詳しく解説している部分は、好き。
箱をかぶることによって、見られることなく見るだけの存在に
なったものがどういう風になるのか書かれている部分は、楽しい。
後半は、登場人物の見る見られる、本物か贋物か、の関係に
よってめまぐるしく視点が変わる展開。
これに飲まれてついていけなかった感もある。