伊集院光深夜の馬鹿力(の数週間前の放送)と、今月の宣伝会議で、
シニア向け商品の話題が出ている。しかし、シニア向け商品の市場なんて
本当にのびるのか。多分、「シニア」向け商品である限り受けないんじゃないか、
と思う。


一つには、「シニア」という言葉の持つ価値観。
昔にくらべて、若いということが圧倒的に高い価値を持っている現在で、
シニア向け製品を買うということは「自分がシニアである」という宣言と、
大体イコールで結ばれる。
ある意味、商品を買うことで自分に価値がないと宣言してしまうわけだから、
のびないだろう。


多分、やおいボーイズラブになるような*1、イメージの変換が必要なのだろう。


あとは、おじいちゃんへの想像力って根本的なところでは届かないよね、って話。
いくらリサーチしても、聞き込んでも、体験してないおじいちゃんの感覚なんかが
わからないのは当然のこと。で、商品を作るのは大抵おじいちゃんよりは若い人
だから、共感できる商品ってそうそう作れないのではなかろうか。


単純に、おじいちゃんって滅茶苦茶一日が短くって何もしなくても
満足なんじゃないか、とも思うけど。
やっぱおじいちゃんってわかんない。

*1:この辺事実関係の確認が必要かと思いますが。